
ガネーシャの課題”人の長所を盗む”
『夢をかなえるゾウ』ガネーシャの課題で”人の長所を盗む”は理解しやすい課題だと思います。
職人の世界ではよく仕事は教えてもらうものではなく盗むものだと言われてました。
この課題は出された側もすぐ納得できる課題でしょう。
でも課題として敢えて出されている理由はできている人がおどろくほど少ないということです。
今回はこの”人の長所を盗む”について考えてみましょう。
多くの人が”人の長所を盗む”をできないのはなぜか?

ガネーシャも言っていますが多くの人はマネをするのが下手だと言っています。
マネをするのが下手な理由はプライドなのか気後れなのか。
それも含めてそもそも人間は自分の事ばかり考えてるからだと指摘します。
この課題は”誰か一人のいいところを見つけてホメる”を主人公がやってみたけど意外とうまくできず、ガネーシャに報告したときに続けて出された課題でした。
心のベクトルを自分ではなく相手に向ける

ガネーシャは神様なので心が読めます。そのため知っているのですが、人間はだいたい自分のことばかり考えています。
『嫌だ』、『やりたくない』、『なめられてないかな?』など
こうやって自分のことばかり考えていると相手をホメようと思ってもどこをホメていいか分からないのも当然なのです。
ガネーシャは”ぼく”に向かってベクトルが自分に向きすぎていると指摘し、そうではなくて相手にベクトルを向けるように言います。
いざホメようと観察するのではなく、普段から相手を観察して、どういう人なのか、どういう特徴があるのか、を理解すればどういう才能があるのか分かってきます。
特徴や才能が分かればやっと相手をホメることができます。
サービスできる心構え、それが相手にベクトルを向けること

相手にベクトルを向けることができれば相手をホメることだけでなく相手の自尊心を満たす、人を喜ばす、人を気持ちよくさせることができます。
これを言い換えると『サービス』だとガネーシャは言います。
人にサービスすることがができるようになれば自分自身の成功へぐっと近づきます。
なぜなら他人を喜ばせた対価が自分の報酬になるからです。
そして人の長所を盗む

相手にベクトルを向けて観察していると相手の特徴や才能が分かるようになります。
そうすればその特徴をマネして盗むことができるようになります。
パクリはいけないことですが効率よく成長していくのには上手い人のマネをすることが効果的なのは経験値としてみんな知っていると思います。
そのことを課題としてより意識して取り組むことで最大限の効果が発揮されます。
自分でやった感想

私も身近な人にベクトルを向けてやってみました。
感想は「頭で理解したつもりでもやっぱり相手にベクトルを向けるのは難しい」です。
どうしてもすぐ自分本位に考えてしまいがちでした。
相当難しい課題ですが毎日意識することでできるようになるかもしれないと思っています。
まずは1週間試すので1週間後の感想をまた記事にします。
まとめ

今回はガネーシャの課題”人の長所を盗む”をご紹介しました。
課題はただガムシャラにやっても効果はあると思いますが、真意を理解して取り組んだ方がより効果を発揮すると思います。
またどんな内容でもまず行動することが大事です。
どんどんガネーシャの課題を実行して成長して夢をかなえていきましょう。
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