
ガネーシャの教えでも重要なポイント「他者貢献」

『夢をかなえるゾウ』ではガネーシャのさまざまな課題を通じ成長することで夢をかなえられる人になれる本です。
先日読んだ『嫌われる勇気』にはガネーシャの教えと共通する「他者貢献」があり面白いと思ったのでご紹介します。
他者貢献

『嫌われる勇気』では青年の人生の悩みをアドラー心理学の観点ではこう考えると対話を行うことによって導いていく物語です。
そこで重要なキーワードとして「他者貢献」があります。
人は主観的にしか物事を見ることができません。
そのためついつい自分のことばかり考えてしまいがちですが、それでは幸せになりにくいと哲学者は青年に語ります。
一方、ガネーシャも『夢をかなえるゾウ』でほとんどの人が「自分にベクトルが向きすぎやねん」と言っています。
作品内での直接的な目的は異なりますが、大事であり人に良い影響をもたらしてくれることに違いはありません。
『夢をかなえるゾウ』の他者貢献

ガネーシャの教えでは”誰か一人のいいところを見つけてホメる”の課題で述べられています。
ガネーシャは神様なので人の心を読むことができます。
そうして人の心をみるとほとんどが自分のことばかり考えているそうです。
「この人は自分のことをどう思ってるんだろう?」とか「俺、なめられてないか?」など
このことを『自分にベクトルが向きすぎ』と表現しています。
そうではなくて相手にベクトルを向けて関心を持ってみないと課題のホメるということはできません。
また相手に関心を持っていれば何を望んでいるか察することができるようになっていけます。
そうすることによって相手にサービスして相手に喜んでもらえるようになります。
ガネーシャの教えは他者を喜ばせることができた大きさが自分自身の成功につながると教えています。
自分が幸せになりたければ先に他者へ貢献して喜んでもらう行動が不可欠なのです。
『嫌われる勇気』の他者貢献

嫌われる勇気で述べられている人間が幸せを感じるのに必要な要素は「他者へ貢献できている」と実感できたときに幸せを感じられます。
幸せになるためには誰かの役に立てているという実感が必要なのです。
その他にもアドラー心理学の教えはたくさんあるのでもちろんこれだけを実践すれば良いわけではありません。
ただし「他者貢献」はおおきな要因になっています。
「他者貢献」を実践してみた

実際の生活で「他者貢献」を意識してやってみました。
分かったのは知っているとやってみて出来るとはまったく違うということです。
例えばふだん仕事をしていると何となく貢献している気になれますが、具体的に身近な人へ貢献しようと思っても何をして良いか分かりません。
いきなりやろうと思ってもできないようです。
これからは「他者貢献」を常に意識して生活して自分に変化があるか確認していくので、またこのブログで報告します。
まとめ

『夢をかなえるゾウ』と『嫌われる勇気』で共通の重要事項である「他者貢献」についてご紹介しました。
『夢をかなえるゾウ』では自分の成功へとつながり、『嫌われる勇気』では幸福感へつながります。
「他者貢献」をするといいことばかりなので私も実践していきたいと思います。
ただ知っていてもを実行するのは難しいので焦らずに根気よく続けたいと思います。
『夢をかなえるゾウ』のまとめ記事はこちら
【夢をかなえるゾウ あらすじ解説】成功の鍵はすぐ実行すること