『夢をかなえるゾウ』ぼくとガネーシャ

夢をかなえるゾウの魅力はキャラクター

超ベストセラー本『夢をかなえるゾウ』について自己啓発やビジネス力向上に役立つのはもちろんですが、内容がとても面白いです。
ではなぜ面白いのでしょうか?
理由はいくつもあるのですが、まず第一の理由はガネーシャのキャラクターがたちまくっているからです。
主人公の”ぼく”との掛け合いはベテラン漫才師かと思うぐらい秀逸です。
そこで今回はガネーシャと主人公の”ぼく”についてご紹介します。

主人公:ぼく

本書の主人公は”ぼく”と表記されていて名前はありません。
読者自身が主人公ということだと思います。
さえないサラリーマンでいつか成功するんだと思ってはいるけど具体的な行動をおこすことはできてなくて悶々と過ごしています。
先輩に誘われてとあるパーティに行き普段は見ないようにしている自分のダメなところをえぐられて傷心しながら家に帰ります。
やけ酒を飲んでそのまま寝てしまいます。
そこで聞き覚えのない関西弁の声で目を覚まします。
二日酔いで目覚めた”ぼく”の目の前に現れたのはゾウの姿をした得体のしれないバケモノでした。
ここから”ぼく”の人生は大きく変わっていきます。

ガネーシャ

ガネーシャとはゾウの頭に太鼓腹の人間の体で腕が4本あり、片方の牙が折れた姿のインドの神様です。
富の神様として商人などからとても人気があります。
本書に登場する神様は見た目は同じですが、キャラクターが独特です。
まずはこてこての関西弁で喋ります。
自分のお笑いのセンスに関しても絶大な自信をもっていてたびたび”ぼく”にも笑いについて指摘します。
神様ですが力は強くないのでたまに”ぼく”とケンカをしますがお互い顔を腫らしたりときには圧倒されたりと強くありません。
ただ空を飛ぶことができるのと変身することができます。
この2つの能力で本書でも大暴れして”ぼく”を絶望の淵に追いやったりします笑
こんなガネーシャですが魅力は神様なのに人間よりも人間らしく喜怒哀楽を全面に表にだすところです。
褒められると有頂天になって喜んだり、変身して人間になりすましてガネーシャって分かると聞いて回ったけど誰もまともに答えられなくて大激怒したり、大好きなあんみつを貰ったときは大喜びしたりと愛されるキャラクターです。
そんな神様なのですが、なぜか読み進めていくうちにほとんどの読者がガネーシャを好きになっていくことでしょう。
ものごとの本質を教えてくれる神様はとても人間味のある神様です

まとめ

『夢をかなえるゾウ』は楽しめる要素はいろいろありますが、
ガネーシャが出す課題を”ぼく”クリアしていくにつれてだんだんと信頼関係が構築されていくところに読者も作品に飲めるこむポイントになっています。
およそ神様らしくないガネーシャの行動に最初のうちは困り果てていた”ぼく”もだんだん対応力が身についてきてやり返していきます。
『夢をかなえるゾウ』をまだ読んだことのない人はぜったいにオススメですので、この魅力的な2人の活躍をぜひ楽しんでみてください。
個人的にはこの作品はオーディオブックがオススメです。
ガネーシャはイメージぴったりでより一層『夢をかなえるゾウ』の世界観に入れますよ。

『夢をかなえるゾウ』を詳しく知りたい方はこちらの記事へ
【夢をかなえるゾウ あらすじ解説】成功の鍵はすぐ実行すること 

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