
ブチ抜く力 最短最速で圧倒的な成果を出す!
あなたは個人で生き抜く力が欲しいですか?
与沢翼さんの『ブチ抜く力』をオーディオブックで聴きましたが圧倒的にためになる本だったので共有させていただきます。
与沢翼さんは聞いたことがありましたがどんな経歴の持ち主なのかまったく知らない状態でした。
本書で簡単に紹介されていたのですが「秒速で1億円稼ぐ男」や「ネオヒルズ族」との異名をもちながらも無一文になって海外移住するなどかなり破天荒な生き方をされている人でした。
しかし本書で紹介されている内容は破天荒な生き方とは対照的にとても理にかなっている行動ばかりで、そのギャップが面白かったので要約してご紹介します。
本書には個人で生き抜くための思考法を身に付けるヒントが満載ですので、最短最速で圧倒的な成果を出したい人はぜひ本書をよみましょう。
タイトル:ブチ抜く力
著者:与沢 翼
発行社:扶桑社
価格:1600円+税
発行日:2019/03/02
与沢 翼
生年月日:1982年11月11日
出身地:埼玉県生まれ。
職業:投資家:実業家。
学歴:2007年3月、早稲田大学社会科学部を卒業。
来歴:早大在学中より2度の起業を経てメディアに登場。
「秒速1億円の男」として一躍脚光を浴びる。
2014年にシンガポールに移住し相原麻美さんと結婚。
2016年からはドバイに移住し長男「麗」さんを授かる。
現在は株式・不動産・仮想通貨などを対象に個人投資家として活動している。
世界5カ国に計40戸の高級不動産を所有し大家業も行っており、
純資産およそ70億円を形成するに至る。
目 次
『ブチ抜く力』全6章で構成されています。
それぞれの章で与沢流の考え方を事例や具体的な手法を交えて書かれています。
第1章 基本の法則
「全ての根底にある大原則」
第2章 ビジネスの法則
「人と群れるな。誰とも組まず、単独で突っ走れ!」
第4章 健康の法則
「一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる」
第5章 情報収集の法則
「情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを捕まえろ!」
第6章 未来予測の法則
「これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう」
最短最速こそが最強のソリューション

「最短最速で圧倒的な成果を出す!」この言葉が序盤で登場します。
これは与沢さんの行動原理であり基本法則になっています。
なぜなら成果の内容も重要ですが、それ以上に成果を出すまでの期間が特に重要だからです。
例を挙げると1年間で1億円稼いだ人と1ヶ月で1億円稼いだ人であればどちらが注目を集めるか?
答えはもちろん後者でしょう。
本書に書かれている与沢翼さんが最短最速で出した結果は以下のようなものがあります。
①:仮想通貨リップルに1億3500万円を投資し3ヵ月で27億円にした。
②:65日間で91.2㎏から69㎏まで22㎏のダイエットに成功した。
他にも数々の成果を挙げているのですが、とにかく最短最速で実行することが成功の秘訣となっています。
なぜなら最短最速で成果を挙げると周囲から一目置かれる存在になることが出来るからです。
そして一目置かれる存在になることで話を聞きたいと色々な人からコンタクトされるようになります。そのため有益な情報が自然と自分に集まってくる環境を作ることができるのです。
本書ではこの状況を”様々なギフトを受け取ることができるようになる”と表現されています。

センターピンを捉える

最短最速で達成するためには本質を捉える必要があります。
本書ではそれをセンターピンを捉えると表現しています。
ボーリングでど真ん中のピンをとれば他のピンも全て倒れるが如く、本質的を捉えてそこに一点集中して愚直に行動する事により最短最速で成果を挙げられるのです。

ここで注意が必要なのが頭の良いひとほどセンターピンらしきものを見つけるのが得意で一つに絞れない失敗に陥りやすいのです。
しかしセンターピンは必ず一点に絞らないといけません。
なので一点に絞るまで考えに考え抜く必要があります。
最短最速を目指すためには情報が十分でない段階で行動しなくてはいけません。
そのためまずは考え抜いて仮説を立てて実行します。
仮に間違っていてもいいのです。
もし間違っていると気づいたら都度修正する、そしてまた実行するこのPDCAサイクルを高速で回すことが最短最速を実現する鍵となるのです。

もう一つ情報が少ない段階で行動するメリットがあります。
それは仮説が間違っていて失敗したとしてもそれは自分の経験となります。
その経験は教訓として残るので無駄ではないのです。
逆に自分で考えずに誰かの教えを頼って成果を挙げたとしてもそれは身につかないのです。
3週間継続せよ

センターピンを決めたらまずは目安として3週間継続して取り組んでください。
リーダー論の世界的権威ロビンシャーマンの言葉で、「人は3週間継続すると無意識でその行動を続けることができるようになる」そして3週間全力で取り組めば爆発的に経験値も溜まります。
この作業を何度も行っていると次第にセンターピンを捉える力が上がり、やがてより早く的確にセンターピンを捉えることができるようになります。
カゴの中のバッタになるな!
カゴの中のバッタになるな!とは虫かごに入っているバッタはどんなに高く跳べる力があっても虫かごの天井までしか跳ぶことができません。
そのため、いざ虫かごを出て天井の無い自由な場所に出ても天井より高く跳べなくなっているのです。
身近な事例では自分で考えずに世間の流れのまま会社員となりそのまま会社に依存するのに慣れすぎてしまうと、いざブチ抜けた存在になろうとしても出来なくなっているのです。
何かに依存するのは辞めて自分の力で跳びあがりましょう!

一石二鳥どころか一石五鳥をねらえ!
1つのことで1つの利を得るだけでは普通の成果しか得られません。
何か行動をおこすときには少なくとも一石二鳥をねらう!
いや、できれば一石五鳥をねらおう!
例えば会社に勤めている理由を聞かれて、「生活のため」、「給料を得るため」、「みんながそうするから何となく就職した」という回答であれば、利は一つしか得られておらずブチ抜くことは到底不可能です。
会社に勤めている理由として「給与」の他にも「人脈作り」、「スキル蓄積」、「恋人探し」など即答で答えられるようにすべきと与沢さんは語っています。
そうすれば人の何倍も成果を挙げることができるのでブチ抜くことができるのです。

一石五鳥の実例
私は通勤を電車から自転車に変えたことで一石五鳥を達成しました。
1)通勤時間を片道5分~10分短縮できた。
2)運動不足を解消しダイエットにも成功した。
3)自転車通勤中にオーディオブックによる音声学習を取り入れて学習効率がよくなった。
4)朝20分以上の軽い運動で脳が活性化され記憶力アップする効果があり毎日得られる。
5)朝の運動でセロトニンが分泌され夜にはメラトニンが分泌されるようになり快眠を得られ健康になった。
この他にも一石五鳥以上にできることがないか日々考えてみつけようと思います。
この本での気づき

この本には与沢さん思考法がこれまでの経験や投資の成功例やダイエットの成功例を通してたくさんのことが書かれています。
そのなかで私が読んだ直後に実践しているのが「やせ我慢」です。
与沢さんのダイエットはかなりきついダイエット法で断食もかなりの期間行っていたようです。
そんな時でも「腹は減ってない!あと10日は断食できる!」と言っていたそうです。
その理由はネガティブな発言をしても何も良い結果を生み出さないし自分の発した言葉で自分自身がネガティブな影響を受けてしまうのです。
逆にやせ我慢であっても「ぜんぜん大丈夫だ!」と自分が言えばポジティブな影響を自分自身に与えることができるのです。
なので今ではどんなに苦しい局面でも「ぜんぜん大丈夫だ!」と言うようにしました。
これはすぐにできる事なのでおすすめです!
ブチ抜いた存在になるステップ

ブチ抜いた存在になるためには初動が重要です。
初動で最短最速の結果を出せばブチ抜いて存在になるための第一段階を突破できます。
ただ当然ながらここが一番大変で莫大なエネルギーを使います。
本書では飛行機を例に表現していましたが離陸時が一番難しくエネルギー消費量も大きいのです。
しかしここを突破できればその後は一転して安定した飛行となりエネルギー消費量も離陸時より遥かに少なくなります。
安定飛行に入れば自分のペースで強みを活かして変化し続け更に上昇していきましょう。
間違っても安定飛行に入ってからといって現状維持で良いと考えてはいけません。
現状維持は目まぐるしく変わる世の中にあっては後退しているのと同じなのです。
ブチ抜いた存在になるためにこのステップを理解して即行動しましょう!

成果を挙げるのは特別な人ではない
ここまで本書を紹介してきましたが、とはいえ自分には与沢翼さんのような特別な人間じゃないからこんな行動はできないと思ったのではないでしょうか?
たしかにそう思ってしまいそうになる気持ちはよくわかります。
しかし成功した人は決して特別な人ではなく行動できた人なのです。
失敗してもいいから行動しなければ絶対に成果を挙げることはできません。
そして失敗しても何も得られない訳ではなく経験を得られます。
どんな偉人であっても最初に行動したときは我々と同じくまだ成果を挙げていない普通の人でした。
でも勇気をもって行動した人がやがて特別な存在になったのです。
まとめ

これからますます個人の時代になっていくことは間違いありません。
本書にはそんな時代へのメッセージが数多くあります。
なかでも会社に依存するのではなく自分の力で生きていく意識をもつというメッセージを一番強く感じました。
『ブチ抜く力』を要約して一部紹介しましたが、本書には他にも与沢さんが実際に実践している行動や思考法が書かれていますので興味がある方はぜひ実際に本を読んでみてください。
私はオーディオブックで聴きましたが内容がすっと頭に入ってきたので聴くのもおすすめです。
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