

こんにちは!
POKEです。
あなたはこんな思いをしたことはありませんか?
それは今の仕事をこのまま続けていても大丈夫なのか?
そう漠然とした不安を感じる世の中です。
そんな疑問に答えを出しその先の行動をどうすればよいか
それを教えてくれる本『転職の思考法』をご紹介します。
私は課長職に就いていて、
中途採用の面接に同席する機会もあります。
また自分自身も過去に転職経験がありますので、
体験したことを思い出しながら読んだのですが
とても勉強になる本でした。
成功する思考法が身に付くおすすめの本『転職の思考法』

『転職の思考法』は北野唯我さんが書かれた20万部以上売れている超ベストセラー本です。
内容は文字通り転職を成功させるために必要な思考法が書かれているのですが、大ヒットした理由は分かりやすいのと物語形式で書かれているので読み物としても面白いからです。
2018年6月に発行されていますので数年経過していますが、未だに人気が衰えないのは当時よりも更に本書が必要なひとが世の中に増えているということの現れです。
終身雇用は完全に無くなり副業も法律で認められる時代になりました。
そんな環境変化により『転職の思考法』はさらに多くの人に必要となりました。
またタイトルから転職したい人に向けて書かれていると思われそうですが実はそうではありません。
この本には思考法が書かれています。
単なる転職のノウハウ本ではなくもっと大きな意味で仕事に対する考え方を身に付けられる本であり働く人すべてにとって教科書のような本です。
著者:北野唯我さん

兵庫県出身で神戸大学経営学部を卒業されています。
博報堂へ入社され経営企画局・経理財務局で勤務し、その後ボストンコンサルティンググループを経て2016年にハイクラス層を対象にした人材ポータルサイトを運営するワンキャリアに参画、サイトの編集長としてコラム執筆や対談、企業現場の取材を行う。
テレビ番組のほか、日本経済新聞、プレジデントなどのビジネス誌で「職業人生の設計」の専門家としてコメントを寄せる。
本書の著者紹介文から引用させていただきましたが、華々しい経歴の持ち主でまさに人材・職業に関するプロフェッショナルという感じですね。
そんな著者が書かれた本なので内容の信頼性も抜群です!
目 次
プロローグ
このままでいいわけがない。だけど・・・
「漠然とした不安」の正体
第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ
「一生食える」を確保する4つのステップ
第2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない
「組織の論理」が人の心を殺すとき
第3章 あなたがいなくなっても、確実に会社は回る
残される社員、ついてくるパートナーとどう向かうか
第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?
心から納得のいく仕事を見つけるために必要なこと
どんな人におすすめなのか? 結論:全員におすすめです!


転職の思考法は組織で働く人全員におすすめです!
なぜ全員におすすめなのか?
①:いま転職したいと思っている人
②:すぐに転職したい訳ではないがゆくゆくは転職も選択肢として考えている人
③:転職は考えていないが、今の職場をもっと良くしたい人
①、②に関しては当然ですが、なぜ③の人にもオススメなのか?
それはこの本で学べることは小手先のテクニックではなくしっかりとした
仕事の本質を理解できる思考法が身に付くからです。
つまり転職したい人もそうでない人にもおすすめなので全員におすすめです!
自分の市場価値を知る


ここからは本書の具体的な内容を一部ですがご紹介していきます。
この本でまず最初に書かれていたのが自分の市場価値を知るという事でした。
市場価値の測り方は3つの要素を把握する事で分かります。
①:技術資産
②:人的資産
③:業界の生産性
この3つの掛算(①×②×③)で自分の市場価値が決まっていくそうです。
転職を成功させるために、まずは正確に自分の市場価値を把握することが大切です。
転職の思考法より引用
自分の市場価値を高める

自分の市場価値を高めることはビジネスマンとして大事なことです。
これは転職する・しないに関わらず重要なことです。
技術資産は専門性と経験からできている

技術資産は専門性と経験に分けることができます。
専門性とは職種に近く、営業やマーケティング、プログラミングやデザインといったものを指します。
経験は職種に紐づかない技術になります。
たとえば事業部長の経験やプロジェクトマネージャーの経験、リーダーなども該当します。
大事なのは他の会社でも展開できるかどうか?です。
もし展開できなければそれは技術資産とは呼べないのです。
どちらの価値が高いかは年齢によって変わります。
20代のうちは専門性、30代以降は経験を重視した方が良いそうです。
それはなぜか?
経験は誰にでも回ってくるものではなく、専門性の高いエース社員にこそ貴重な経験は回ってくるからです。
そしてこの傾向は女性の方が強くなります。
働き方も多様化したとはいえ、まだまだ女性に対して不平等な面があり、子育てしながら新しい専門性を身に付けるには難しいことが多いからです。
福利厚生も大事ですが会社の方針転換で変わる可能性もあるため、やはり自分の専門性を高めておき会社の方から働いてほしいと言われる存在を目指すべきです。
ですから自己研鑽して自分に自信を持てるようにしましょう。
マーケットバリューと働きやすさは相反しない

マーケットバリューと働きやすさは相反するものではありません。
むしろマーケットバリューの高い人材が集まっている会社の方が働きやすいのです。
それはなぜか?
マーケットバリューが低い人材は自分に自信が無いため、他者を蹴落としたり残忍な方法をとるケースが多くなるからです。
マーケットバリューが高い人材はそんなことはせず常に自分の価値を高めようと努力するためお互い切磋琢磨して伸びていく環境ができやすくなります。
そんな人材が集まる会社が最強の会社になるのです。
自分の市場価値の高め方について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
自分の市場価値を知る! 転職の思考法をオーディオブックで聴こう
仕事のライフサイクル

次に仕事のライフサイクルについてご紹介します。
仕事とは生まれては消えていくものであり、全ての仕事はライフサイクルに沿って生まれては消えていきます。
例えば今でもポケベルを販売している会社なんて存在しないです。
このように仕事も時代と共に仕事も変化します。
そのため転職先を探すにはその業界がライフサイクルのどこにいるのか見極める必要があるのです。
これが見極められないと転職してすぐにまた次の仕事を探すことになりかねません。
ライフサイクルにはニッチ・スター・ルーティンワーク・消滅の4つの状態がありますのでそれぞれの状態についてご紹介します。
①:ニッチ

最初に始める人。
他にやっている人が少ないので代替可能性は低いがまだイスの数も少ない。
②:スター

儲かることに目をつけ、どんどん同じ仕事をする人が増えていく。
会社は仕事のプロセスを分解し再現性を確保しようとする。
③:ルーティンワーク

誰でもできるレベルまでプロセスが汎用化され、一気に代替可能性が高まった状態。
④:消滅

③の代替可能な人を大量に雇っている状態を嫌った会社がテクノロジーにより人を代替し、
イスの数が激減する。
1社だけでなく業界全体が利益を減らしていく。

転職の思考法より引用
ニッチかスターの業界を探そう!
大事なのは生産性が高い業界、これから伸びていく業界を選ぶのが重要なのでニッチかスターにいる仕事を探すべきとなっています。
不況に強い業界
ライフサイクルを見極めるのが重要だということが分かりましたが具体的にどんな仕事が良いのか?それは医療系の業界です。
そうは言っても医療従事者になるのはかなり難しいのですがどうすれば良いのか?
答えは医療業界向けへの製品やサービスを販売をしている会社へ転職することです。
私も現在その業界で働いているのですが、この不況下で注文を断らなければならないほど発注が来ます。
病院には国や自治体から補助金が出る場合もあり、公的病院であれば民間市場の景気に左右されにくいため多少の影響はありますが不況に強い業界です。
更に医療業界向けに展開しているシステム系会社でもプログラマーは常に不足しているのでプログラミングを勉強して転職するのはおすすめです。
仕事のライフサイクルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
読むだけで人生が変わる 転職の思考法で仕事のライフサイクルを知る
ピボット型キャリアとは?

マーケットバリューと仕事のライフサイクルについて個別に紹介されていましたが、
それぞれの要素が関連しています。
例えばライフサイクルの③ルーティンワーク、④消滅の位置にいる業界で働いていることで自分自身のマーケットバリューも低くなります。
ただ現状で③ルーティンワークや④の消滅にいる業界で勤めているからといって今の仕事の経験が全て無駄になるという訳ではありません。
例えば管理職でなくても数人のチームでリーダーの役割をしていればリーダー経験は立派なスキルです。
そのスキルを活かした形で上手く方向転換(ピボット)する思考が必要になります。
つまり自分の強みに軸足を残しながらもう片方の足を今後強くなる部分に少しづつずらしていく考え、それを本書ではピボット型キャリアの考え方として紹介されています。
採用には5つの方法があります

一口に転職といっても、採用する企業側から見ると方法は一つではありません。
そこで『転職の思考法』に書かれている5つの採用方法についてご紹介します。
①:ヘッドハンティング

ヘッドハンティングとは外部で活躍している優秀な人材を自社に引き入れる人材採用です。
経営幹部やトップセールスマンなどのスキルの高い人材をスカウトする採用手法になります。
②:転職エージェントに登録する

転職エージェントとは人材紹介サービスのひとつです。
求職者が抱える様々な悩みを解決し転職を効率的に進められるようにサポートし、
人材を求める企業との橋渡しを行います。
③:ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは企業が直接求職者へアプローチする採用手法です。
従来の採用方法は求人サイトに掲載したり人材紹介会社に依頼して応募を待つ形でした。
しかし待っていても必ずしも良い人材が応募してくれるとは限りませんので、企業が自社にマッチする人材を求めて自ら探してアプローチする採用手法になります。
④:マッチングサービス

人材と企業を結びるけるコンサルティングサービスです。
求職者が持つ専門性や具体的な経験を踏まえ紹介先である企業にも配慮し組み合わせを提案する採用手法になります。
⑤:直接応募、また友人からの紹介

企業の採用情報を自分で調べて直接応募したり友人からの紹介などになります。
転職しようと思って一番最初にする行動は転職エージェントへの登録という人が多いと思いますが、転職エージェントのビジネスモデルにも特徴があり、より早く転職させる対応となります。
採用方法をしっかり理解して自分に合った就職先を見つけられるようにしましょう。
それぞれの採用方法の特徴について知りたい方はこちらの記事へどうぞ
転職で失敗しないために知っておきたい5つの採用方法 『転職の思考法』はオーディオブックで聴くのがおすすめ
自分の仕事の楽しみ方

仕事の楽しみ方は人それぞれ違いがあると思いますが、大きく2つに分けられます。
それがbeing型とto do型です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
being型は(状態)に重きをおく人間でどんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視します。
具体的に言うと状態を重視するとは自分と環境の二つがあります。
99%の人間はbeing型なのです。
to do型とは(コト)に重きをおく人間で何をするのかで物事を考え明確な夢や目標を持っている人です。
心からたのしめる何かを持っている人で1%の人間です。
つまりほとんどの人がbeing型なのです。
自分の型を知ってどんな仕事であれば適正か判断していきましょう。
2つの型についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事へどうぞ
転職の思考法で自分の仕事の楽しみ方を知る being型とto do型
転職の思考法で著者が伝えたいこと それは会社に依存しない

転職の思考法には著者からのたくさんのメッセージがあります。
中でも重要なメッセージは転職は善であり働く人が全員いつでも転職できると思って働くことが幸せになれる方法であるということです。
つまり会社に依存しない思考法を身に付けるということです!
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、会社に依存しない思考で働くことが会社での仕事でも成果を上げることになり自分にとっても会社にとっても良い結果が生まれるのです。
まとめ

『転職の思考法』についてご紹介してきましたが、これ以外にも役立つ情報がまだまだ書いてありますので、興味がある方はぜひ本書を買って読んでみてください。
私自身も転職経験がありますが、この本を読んでから転職したかったと思いました。
またこの本のタイトルは『転職の思考法』となっていますが、転職を考えていない人にとっても有益な情報ばかりです。
私がこの本で一番知って良かったと思ったのは、給料は個人の成果ではなく業界の生産性で決まるというところでした。
頑張っていれば給料は上がるものと思ってましたが、そうではないということを知ることができてとても良かったです。
全てのビジネスマンに必読の書と言っても過言ではない本ですので、『転職の思考法』を読んで幸せに楽しく生きてく人生を手に入れてください。

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