
仕事のライフサイクルについて
転職の思考法を読んだ感想の第2回です。
今回は仕事のライフサイクルについてご紹介します。
仕事とは生まれては消えていくものであり、全ての仕事はライフサイクルに沿って生まれては消えていきます。
例えばポケベルを販売している人なんて今は存在しないですよね。
そのため転職先を探す際には、その業界がライフサイクルのどこに居るか見極める必要があるのです。
ライフサイクルには「ニッチ」、「スター」、「ルーティンワーク」、「消滅」の4つの状態があります。
それぞれの状態についてご紹介します。
①:ニッチ
最初に始める人。
他にやっている人が少ないので、代替可能性は低いがまだイスの数も少ない。
②:スター
儲かることに目をつけ、どんどん同じ仕事をする人が増えていく。
会社は仕事のプロセスを分解し再現性を確保しようとする。
③:ルーティンワーク
誰でもできるレベルまでプロセスが汎用化され、一気に代替可能性が高まった状態。
④:消滅
③の代替可能な人を大量に雇っている状態を嫌った会社が、
テクノロジーにより人を代替し、イスの数が激減する。
1社だけでなく業界全体が利益を減らしていく。

ニッチかスターの業界を探そう!
転職の思考法で大事なのは生産性が高い業界、これから伸びていく業界を選ぶのが重要でしたので、ニッチかスターにいる仕事を探すべきとなっています。
ニッチ・スターを見分ける2つの方法
本書では転職すべき業界を見分ける方法が2つ紹介されていました。
①:複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する
②:既存業界の非効率を突くロジックに着目する
100万人が参加しているゲームで一番を目指すのではなく、いずれ100万人が参加するゲームに一番乗りすること、これが大事だと本書では記されています。

伸びている業界に身を置くことはそれだけで価値があるそうです。
ルーティンワークや消滅にいる業界ではいくら個人で努力しても収入は上がらないのです!
分かりやすい例ですと、今ビデオデッキでいくら画期的な物を作れたとしても再生するテープも無いし、それより便利なHDDレコーダー等がありますので売れないですよね?
少なくとも現行のプラットフォーム(スター)、もしくは世間にはまだ広まっていないが今後流行っていくもの(ニッチ)の業界にいないと大きな収入は得られないのです。
つまり転職で気を付けるのは伸びている業界に身を置く事です!
まとめ
転職の思考法というタイトルですが、内容は全てのビジネスマンが知っておきたい内容になっていますので、例え転職を考えていない人も読んで欲しいです。
今ある会社が10年後に残っている確率は10%程度と言われていますので、自分が勤めている会社がこの先10年続くかは分からない時代です。
今の会社に頼らずに生きていける準備をする事は現代のビジネスマンには必須の心構えです。
仕事のライフサイクルを知ることはビジネスで生きていくために必要な知識であり、もし今自分が働いている業界がルーティンワークになっているとしたらその業界が長続きする見込みが無くそのまま消滅してしまうかもしれません。
たまたま自分の勤めている会社の業績が良くても、業界としてルーティンワークや消滅に向かっているとしたらエスカレーターを逆向きに走っているようなものだと表現されています。

記事で少しだけ『転職の思考法』の中身を紹介しましたが、物語形式で書かれていて前後のシチュエーションを含めて読まないと正しく理解することができませんのでぜひ本を読んでください。
本を読むのが苦手な方は耳で聴く本といものもあります。

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【これを読めば100%失敗しない】転職の思考法 まとめ